MIND
PR

脳は走ると増える。抗うつ薬を超える「肥料」の正体【『脳を鍛えるには運動しかない!』2/3】

yworks21@gmail.com
本ページはプロモーションが含まれています

脳細胞は増えない、という嘘

かつて脳科学の世界では、「脳細胞(ニューロン)は成人すると死滅する一方で、二度と増えることはない」と信じられていた。酒を飲むたびに脳が縮むという話を信じている人も多いだろう。 だが、この常識は完全に覆された。ハーバード医学部准教授のジョン・J・レイティは、著書『脳を鍛えるには運動しかない!』の中で断言する。脳は大人になっても、死ぬまで成長し続けることができる。特に記憶と感情を司る「海馬」では、新しいニューロンが次々と生まれている(ニューロン新生)。

では、どうすれば脳細胞を増やせるのか。クロスワードパズルか? 計算ドリルか? 数独か?違う。答えは「有酸素運動」だ。

有酸素運動をすると、脳の中で「BDNF: Brain-Derived Neurotrophic Factor(脳由来神経栄養因子)」というタンパク質が分泌される。同氏はこれを「脳の奇跡の肥料(Miracle-Gro)」と呼ぶ。 BDNFは、生まれたばかりのニューロンに栄養を与え、死滅を防ぎ、他のニューロンとの接続(シナプス)を強化する。つまり、運動とは物理的に「脳のハードウェアを増設する工事」なのだ。

薬に頼る前に、靴紐を結べ

このBDNFのパワーは、メンタルヘルスの領域でも革命を起こしている。 うつ病の患者は、脳内のBDNFレベルが低下し、海馬が萎縮していることが多い。従来の治療法は、SSRIなどの抗うつ薬でセロトニンなどの神経伝達物質を調整することだった。 だが、デューク大学の研究チームが行った有名な実験がある。うつ病患者を「薬のみ」「運動のみ」「薬と運動」の3グループに分けて比較したところ、驚くべき結果が出た。

「運動のみ」のグループは、「薬のみ」のグループと同じくらい劇的な回復を見せたのだ。さらに重要なのは、その後の再発率だ。薬で治したグループの再発率が38パーセントだったのに対し、運動で治したグループの再発率はわずか8パーセントだった。 運動は、副作用のない強力な抗うつ薬だ。走ることで分泌されるエンドルフィンやドーパミンは即効性のある気付け薬となり、長期的に分泌されるBDNFは、壊れた脳の回路を修復する根治薬となる。

学習効率を最大化するタイミング

BDNFによって脳が「成長モード」になっている時間は、運動直後から数時間続く。 このタイミングこそが、何かを学ぶためのベストな瞬間だ。新しい言語を覚える、難しい企画書を書く、複雑な概念を理解する。 運動あとの脳は、乾いたスポンジのように情報を吸収する。逆に言えば、一日中座りっぱなしで勉強するのは、水のない花壇に種を撒くようなものだ。

もし可能なら、「運動した後」ではなく「運動しながら」学ぶのが最強だ。 スタンディングデスクで足踏みをしながら読書をする。オーディオブックを聴きながら散歩をする。 体が動いている時、脳は「今は狩りの時間だ(重要な情報を処理しなければならない)」と認識し、覚醒レベルを最大にする。動くことと考えることは、本来セットで行われるべき行為なのだ。

書斎をジムに変える「静音」の傑作

とはいえ、家の中で走り回るわけにはいかないし、安物のステッパーはすぐに壊れる上にうるさい。 知的な作業をしながら、同時に脳にBDNFを送り込みたい。そんな貪欲な知識人のために作られたのが、『Xiser(エクサー) Pro Trainer ステッパー』だ。 元々はモントリオール五輪のアスリート向けに開発されたこの製品は、極めて堅牢なアルミ合金製で、油圧式のため驚くほど静かだ。深夜のマンションで踏み込んでも、聞こえるのは自分の呼吸音だけ。

連続使用時間の制限もないため、Flexispotなどのスタンディングデスクの下に置き、数時間踏み続けながら仕事をすることも可能だ。 読書中、執筆中、あるいはWeb会議中。足元でこのペダルを踏み続ける限り、あなたの脳には絶えず新鮮な血液と肥料が送り込まれる。 「座ることは喫煙と同じ」と言われる現代において、これは単なる運動器具ではない。あなたの書斎を、脳細胞の生産工場へと変えるための永久機関なのだ。

Recommend
こちらの記事もどうぞ
記事URLをコピーしました