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議論は「停滞」だ。言葉より先に「足」を動かし、圧倒的な速度で制圧せよ【『権力に翻弄されないための48の法則』5/6】

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「論破」は、最もコスパの悪い勝利である

エンジニアリングの世界において、仕様書だけで延々と議論することは「リソースの無駄遣い」とされる。動くコード(プロトタイプ)を見せれば、全ての議論は一瞬で終了するからだ。

『権力(POWER)に翻弄されないための48の法則』の著者、ロバート・グリーンは、第9の法則で「言葉ではなく行動で勝て」と説く。 我々は議論で相手を言い負かした時、脳内でドーパミンが出る。「論破してやった」という快感だ。 だが、その勝利は虚しい。相手は表面的には同意しても、腹の底では「恥をかかされた」という強烈な怨恨を抱く。 言葉で勝つことは、相手のプライドというOSをクラッシュさせる行為だ。バグ(恨み)を残したままシステムを運用すれば、いつか必ず予期せぬエラー(復讐)が発生する。

「修正したふり」でバグを回避したミケランジェロ

ルネサンスの巨匠ミケランジェロは、この法則の天才的なユーザーだった。 彼がダヴィデ像を完成させた時、スポンサーのソデリーニが「鼻が高すぎる」とケチをつけた。 凡人なら「あなたは芸術がわかっていない」と反論(議論)しただろう。だが、ミケランジェロは違った。

彼はノミと大理石の粉を隠し持ってハシゴを登り、鼻を削る「ふり」をして粉をパラパラと落とした。実際には1ミリも削っていない。 そして降りてくると、ソデリーニは言った。「完璧だ。命が吹き込まれた」 ミケランジェロは、言葉で相手の無知を指摘する代わりに、物理的なアクション(デモ)を見せることで、相手のメンツを立てつつ、自分の作品(正しさ)を完全に守り抜いたのだ。 これこそが「行動による勝利」だ。口を動かす前に、体を動かす。この狡猾なパッチ処理こそが、大人の処世術である。

ジョン・ロブを脱ぎ捨て、「戦闘用シューズ」へ換装せよ

「行動で示す」ために不可欠な要素、それは「機動力(モビリティ)」だ。 多くのビジネスマンは、成功の証としてJohn LobbやEdward Greenといった最高級の革靴に憧れる。またそういったビジネスコードが求められる現場もあるのは確かだ。その美学は理解できる。 だが、権力を手にする前の段階、つまり「戦場」にいる人間にとって、硬くて重い革靴は、足を縛る鎖でしかない。

足が痛ければ、現場に行くのが億劫になる。億劫になれば、会議室で議論することを選んでしまう。それが敗北の始まりだ。 議論好きな人間は、総じてフットワークが重い。 逆に、圧倒的な成果を出す人間は、誰かが反論を考えている間に、既に現場に走り、顧客に会い、問題を解決して戻ってきている。 必要なのは、床の間に飾る工芸品ではない。アスファルトの上を高速で移動するための「戦闘用シューズ」だ。

走れる革靴『ASICS Runwalk』で現場を制圧せよ

私が推奨する最強のフットウェアは、『ASICS Runwalk(ランウォーク)』である。 一見すると、美しい内羽根式のストレートチップ。冠婚葬祭にも対応できるフォーマルな顔をしている。 しかし、そのソールには、マラソンシューズの金字塔「GEL-KAYANO」などで培われた衝撃緩衝材「GEL」が搭載されている。

これはもはや革靴ではない。「革の皮を被ったランニングシューズ」だ。 駅の階段を駆け上がり、クライアントの元へ全力疾走し、トラブルの現場へ誰よりも早く到着する。 ライバルたちが靴擦れを気にしてタクシーを探している間に、あなたは自分の足で状況を覆している。

言葉で説得する必要はない。 「すぐに伺います」と言って、物理的に目の前に現れること。 その圧倒的なスピードと行動量だけが、議論を無効化し、周囲を黙らせる力を持つ。 美しい靴を履くのは、権力を完全に掌握した後でいい。今は、泥臭く、しかし誰よりも速く走れる靴を選べ。

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